マイナンバーについて

 春になりました。

 確定申告も無事終わり、町をゆっくり歩くこともできるようになりました。

 桜が見事な季節になりましたね。

 

 さて、税制改正で少し驚いたことがありました。

 

 証券会社によるマイナンバーの取得についてです。

 最近、証券会社の方が証券口座の管理のため『マイナンバーを送ってください。』と連絡をくださることが増えました。

 通知されない方が大半であろうと思われます。

 

 結果、証券会社が集めたマイナンバーはごくわずかという報道が多くなされてきました。

 

 これに、メスが入ったようです。

 

 証券会社が個人投資家からマインナンバーを取得することは極めて困難なため、

 

 証券保管振替機構(ほふり)が、住基ネットから個人投資家のマインナンバーを取得し、

 

 証券会社等と情報共有を行うことになるそうです。

 

 マイナンバーの本来目的からすると、当然の動きなのかもしれませんが、

 

 自分の情報が住基ネットから取り出され、証券会社にわたり、

 

 さらに税務署にわたるのは、少々嫌悪感がありますね。

 

 

 児童手当申請や保育料申請こそ、住基ネットからマイナンバーを吸い上げて、自動的に手続きしてくれたら楽なのですが。

 

執筆:公認会計士・米国公認会計士・税理士 金田充弘