
息子と散歩をしながら、職員に指示を出します。
「Ipadで、○○さんの会計帳簿をのぞいてみた。資金繰りが悪いみたいだから、電話してみて。特に××が気になる。画面共有しておく。」
「了解しました。金田さん、風の音がしますね。」
「わかった?散歩中。バーチャル背景だったらばれないと思ったけど~」
「いえ、実は、私も子供とディズニー見てますから。」
最近、コロナのせいではありますが、仕事という概念が変わりつつあると感じました。
家族と一緒にいて、家でできる範囲の仕事をする。
情報は常にIpadで共有でき、Ipadの画面共有をしながら、会議もできる。
事務所はいらないじゃないか。
いろいろな方法を使えば、むしろ効果的に打ち合わせができる。
(そして、私にとっては、保育園もいらないのではないか。)
おそらく、今までの「面と向かって会わないと仕事は進まない」という感覚は幻覚だったのでしょう。
今、3つくらいのことを考えています。
①お客様との距離をより近くするために、ZOOM等を利用して、月次接触回数(訪問最低1回+電子的訪問)を増やす。ファイル共有システムを活用したデータ共有を進める。(しかし、基本は訪問する。)
②電子契約、電子申告承諾、電子リスク確認が行えるように、クラウド契約システムを導入する。
③電子的に面談することを前提にした「サラリーマン層」への臨時業務を増やしていく。
できないと思っていただけで、できる。
この度のコロナはおそらく大きなチャンスになるような気がしています。
執筆:公認会計士・米国公認会計士・税理士 金田 充弘